Dec12th

第一話「すれちがいフォルナージュ」オープニング

Top / AR2E-BG01op

第一話「すれちがいフォルナージュ」オープニング

OP01 帰ってきたハーヴェスト ScenePL:ハーヴェスト


やさしい水の流れる音が空間を支配していた。
石造りの柱の間、差し込む日の光が水しぶきに反射し輝く。
隠された神殿『水竜の間』に、一人の女性が佇んでいる。
白く細い四肢、流れるような青い髪。
そして、竜の角。
水音に混じるように、硬い石床を踏む足音が響く。
部屋に入ってきたのは、白髪に褐色の肌、片方の瞳には不思議な文様が浮かんでいる。厳かな神殿には似つかわしくない粗野な男だ。
「ハーヴェスト、お帰りなさい」
女性は男に気がつくとその名を呼んだ。

 
GM:さて、ハーヴェストのOPをはじめましょう。
ノール:もうやったと思いまーす(笑)。
GM:そだね~。まぁ、さっきまでのはセルフオープニングだったから、実際はこれからがOPですので(笑)。
ハーヴェスト:は~い。
GM:ハーヴェストは旅先から帰ってきたところです。いつものように旅の報告をしに隠された神殿『水竜の間』へと足を運びました。
ハーヴェスト:そうそう、主の命を受けて各地を旅してきたって設定にしたんだよ~。
GM:「ご苦労様でしたハーヴェスト」と、水竜の愛娘”ケイナ・ミクマリ”があなたに労いの言葉をかけますよ。
ハーヴェスト:「あぁ、久しぶりだなケイナ。何か変わりないか?」
ケイナ(GM):「えぇ、おかげさまで。今回の旅はどうでしたか?」
ハーヴェスト:「今回は……北のほうへ行ったんだ」*1と、とりあえず話を捏造して(笑)。

 
ハーヴェストは語る。
身振り手振りを交え、その土地で手に入れた品を取り出し。
そして嘆く、その土地で流した血と涙の経験を言葉の限りを尽くし、出会った人々を、歩いた土地を、あたかもそこにあるかのようにケイナに伝える。
ケイナはその話を嬉しそうに、時に悲しそうに、一言も聞き逃さないように耳を傾ける。

 
ケイナ(GM):「そうでしたか、今回もご苦労様でした。やはり、各地で動きがあるようですね」
ハーヴェスト:「あぁ、次は少し南にも行かないとな」
ケイナ(GM):「えぇ、でも今は少し休んでくださいね」とハーヴェストを気遣う。
ハーヴェスト:「あぁ、お言葉に甘えて羽を休めるとするさ」
ケイナ(GM):「それがいいですね。あなたが居ないうちにボトルガードの街も変わっていると思いますよ」
ハーヴェスト:「そうか、それは楽しみだ」
イル:あれ、なんか爽やか系?
ノール:笑いでグダグダにならないなんてまっつん成長したなぁ。
ハーヴェスト:やるときはやるのっ!!
GM:ということで、ハーヴェストは街を見て回る感じでお願いします。
ハーヴェスト:わかりました~。「俺がいない間にどれだけ変わったか楽しみだな」
ノール:(ハーヴェストの口調で)果たして俺はボトルガードの変化についていけるだろうか(笑)
ハーヴェスト:おぉ~い!乗っ取るな~!


立ち去るハーヴェストをケイナは微笑んで見送る。
石造りの柱の間、差し込む赤い夕日が水しぶきをほのかに染める。
やさしい水の流れる音が空間を支配していた。

 
 
 

OP02a イルミナルの朝は ScenePL:イルミナル

GM:イルミナルのOPは神殿からやろうか……。
イル:あ、ちょっとやりたい演出があるな。あ、幼馴染NPCとか出る?
GM:ん、いいよ。設定された幼馴染NPC*2も出しましょう。
イル:わかった。では朝のシーンをやらせてもらおう。


am05:00
 
イルミナルの朝は早い。
起床し、身支度を整えたイルミナルは、神殿へと登る前にベランダのハーブの手入れをする。
これがイルミナルの日課である。
「イルくん、今朝も早いのね」
声がしたほうを振り返ると一人の少女がやってくる。
神殿にある冒険者依頼受付所の受付嬢”ラシュリィ・ドーネル”だ。
彼女はイルミナルの幼馴染である。
「……あぁ、おはようラリュリィ」
ラシュリィはイルミナルの隣に座り、ハーブを眺める。イルミナルはいつものように黙々とハーブの手入れを続ける。
「見てイル君」
「・・・・・・ん」
そっと白い手袋をした指先に天道虫を乗せたラシュリィが微笑む。天道虫は指先から羽を広げて飛び立ち、ラシュリィの視線がそれを追う。
イルミナルもつられて空を仰ぐ。
青い空が広がっている。

 
イル:謎のいちゃいちゃシーンだ、想定外だぞ。
GM:どうせだったので、思いっきり幼馴染NPC演出をしましたよ。
ハーヴェスト:くっ、なんという幼馴染力!(一同笑)
GM:ラシュリィは先に受付の仕事のため神殿に向かいます。
イル:では、ハーブを摘んで部屋の設備で、おもむろに朝からポーション作ります。
ハーヴェスト:できる男!?設備まであるのか~。
イル:≪マジカルハーブ≫の演出で、MPポーションを作って収納するところやりたかったんだよね。こう、スッとポーションホルダーにしまう感じで。(ジェスチャー)
ノール:それは重用だな!キャラ付け大事!

OP02b 秘密の依頼 ScenePL:イルミナル

GM:さて、OPで場面がころころ変わっちゃうけど、アエマ神殿の一室へ。
イル:えっと、イルミナルはアエマ神殿に所属してるって設定でしたね。
GM:そうですね。ボトルガードの神殿は七大神信仰。つまりエリンディルではメジャーな七柱の神を信仰しています。
イル:アエマの大神官は女性でしたっけね……たしかお姉さん系の(手元の資料を確認する)。
GM:ええ、しかし君を呼んだのは男性です。
イル:あれ、男!?
GM:そんなほいほいと女性NPCばかりださんのだよ。ということで、彼はアエマ大神官補佐官”ドワイト・ハンプルトン”です。
イル:なるほど、彼が直接の上司と言うことですか。
GM:その通り。アエマ大神官は体が弱いので、補佐官たちが執務のほとんどを代行しています。
イル:なるほど。
GM:さて、まぁドワイトも「イルミナルくん、実は折り入って君に任務を頼みたいという方がいてな。すまんがよろしく頼む」と依頼人のもとへ促すだけなんですけどね。
イル:はい。それで依頼人は?
GM:依頼人はグランアイン大神官”ニコラス・ウィクリフ”です。


「おお、君がイルミナル君か」
アエマ神殿の応接室に入ると大きな声がイルミナルを迎えた。
「君の優秀さは、姉上からも聞き及んでいてな」
男―― グランアイン大神官”ニコラス・ウィクリフ”は笑顔で立ち上がった。
立ち上がるとその体の大きさが良くわかる。
確かに彼は、長身なエルダナーンの血を半分引いているのだが、エルダナーンの特徴といえる細身では無く、むしろ逞しい肉体はドゥアンのように見える。
筋骨隆々な大男だが、きちんと整えられた聖印と清潔感のある神官服が一種の神聖さをかもし出していた。
「将来有望な君に頼みたいことがあるんだ」
「はい、なんでしょうか?」
イルミナルはいつもどおりの無表情で聞く。
「うむ。実はな……」

 

ノール:姉上……あぁ、ウィクリフってことはクレメンシィ様の弟なんだね。
GM:そうです。アエマ大神官”クレメンシィ・ウィクリフ”の弟です。クレメンシィ様はノールの後見人でもいらっしゃる。
ハーヴェスト:ノールがアエマ神殿にいる理由はそれだもんねぇ。
イル:「それで、依頼というのは?」
ニコラス(GM):「うむ、君もわれわれ神殿がマージナルの森を探索していることを知っているな」
イル:「えぇ、伺っています」とイルは言うけど、マージナルの森って?
GM:うん。領主の庭園の奥の壁を隔てた向こうには広大な森が広がってるんだ。(Map参照)
ハーヴェスト:広いな。たしか、中にはモンスターとかもいるんだったよね。
ニコラス(GM):「うむ。警護騎士団ガードナーの探索部隊が定期探索を終えたのだが、少々気になることができてな。君には森の中から『フォルナージュの花』をとってきてもらいたいんだ」
イル:「フォルナージュの花?」確か、何かの文献で見た覚えが……と記憶を探ります。
GM:花についての判定はまたあとでやりますね。そして、ニコラスはつづけて言います。「この任務は極秘に行ってほしい。理由は明かせぬが、他言無用で頼む」
イル:「かしこまりました」と言うしかないよね。
GM:「うむ、では頼んだぞ!」と、ニコラスは騎士団長の紋章が縫い付けられたマントを翻し去っていきます。
ハーヴェスト:やっぱ、マントをヴァサァァってやるんだ!いいね!いいね!*3
イル:ん、あれ?騎士団長ってかなり偉くね?
GM:うん。偉いですよ~。
ノール:グランアインの大神官が、警護騎士団の団長を勤めるのが慣例なんだよね設定では。
GM:そうそう。ちなみにニックはハーフエルフだけど、体格はいいね。
ノール:角があればドゥアンと見間違いそうなくらいだねきっと。
GM:あぁ、もしかすると”角なしのドゥアン”とか呼ばれているかもしれないね。
ハーヴェスト:なにそれカッコイイ!超強そう!
イル:濃いなぁ、今回のNPC。
 
 

OP03a ノールの朝は ScenePL:ノール

GM:やったね!みんな大好きノールちゃんのOPだよ。
ノール:わ~い!やったね!あ、私も朝からやっていい?
GM:ん?いいよ。じゃぁ、ノールも朝から演出してもらおうか。
ノール:ん、じゃぁノールは朝早く……ないな。「うわっ、遅刻っだぁぁぁあああ!」
一同:寝坊してたぁ!?(笑)


飛び起きたノールは、あわてて神官服を着る。
バッグに冒険者セットを詰め込み、ポーション類を入れる。
そしていつものハットをかぶり。
「いってきま~す」
窓枠に足をかけると、外へと飛び出した。
「ノール、朝ごはんよっ」
母親が投げたトーストを口でくわえると、ノールは元気よく腕を振って出かけていった。

ハーヴェスト:ちょっと母ちゃん何者!?トースト投げてるよ!
イル:口元にピンポイントで投げるとか、これ絶対、冒険者だよな。トーストで≪ウェポンシュート≫*4とかだろ!
GM:さぁ?(笑)……ということでアエマ神殿の一室。アエマ補佐官ドワイトがあなたの前にいます。
ノール:あぁ、ノールは苦手そうだよなぁこのおじさん。パンをもぐもぐしながら立ってます。
GM:ドワイトは頭を抱えながら言います。「将来、有望性の微塵も無い君に命令がある」
ノール:「えぇ~なんですかぁ」
GM:「実はニコラス卿から君に依頼があってな」
ノール:「え、ニコラス様からの!?」
GM:「あぁ、なんでもイルミナル君と行動をともにして欲しいということなんだが」と依頼書を手渡す。
ノール:「え~、イルと一緒ですかぁ~、優秀なイルミナルくんがいるなら私必要ないんじゃないですかぁ」と嫌な顔をする。
GM:ばっかもーん!!その優秀なイルミナル君と共に任務ができるのだ。そこで何か学習してこんかぁぁ!」とドワイトは怒声を上げます。
ノール:「は、はひぃいいい!」


あわてて飛び出していったノールを眺めつつ、ドワイトは一人語散る。
「……なぜ、クレメンシィ様もあのような娘に目をかけてらっしゃるのか」
中間管理職の男はため息をついた。

OP03b 馴染みの店 ScenePL:ノール


いつものようにノールは冒険者の店に足を踏みいれる。
冒険者の店「稲光の白羽亭」
ここが、ノールの行きつけの店だ。

ノール:硬貨をカウンターに置いて「いつもの~」とか言って入っていこう。
GM:「いらっしゃい、いっぱい食べて大きくなるのよ」と店の女主人が料金より多めに料理を出す。女主人は片羽の”シーニャ・サンダーソン”という元冒険者です。
ノール:「わ~い、シーニャさん大好き」と食事をはじめる。
シーニャ(GM):「浮かない顔してたけど、今日もドワイト様に叱られちゃったの?」
ノール:「そうなの!聞いてよ~」と事のあらましを話す。
シーニャ(GM):「あらあら、でもこれもきっとグランアイン様の思し召しよ」
ノール:「う~ん。そうかもしれないけど」
シーニャ(GM):「そういえばマージナルの森と言えば、雷撃の猛将”ドルフ・アドソン”様も森で鍛錬されたと聞くわよ?」
ノール:「えっ!!ドルフ様も!?」とテンションが上がる。
イル&ハーヴェスト:誰?
GM:資料の伝承を参照してね。
ノール:ちゃんと読んでいたのでわかりまーす(笑)。
イル:お、これだな雷撃の猛将……。(配布した資料を確認)

雷撃の猛将”ドルフ・アドソン”
500年程前の警護騎士団団長であり、街を救った英雄。武芸に秀でた勇猛果敢なドゥアンのセラトス(有角族)の男性でグランアイン大神官である。街の広場にその雄姿を称える像が建てられている。この街では有名な英雄。

ハーヴェスト:伝承まで設定あるんだ……今回すごいね。
GM:シーニャはグランアイン信者で、英雄の話なんかも好きという設定でね。*5
ノール:ノールも英雄の話とか好きなんですよ。なので、シーニャさんの話を聞いているうちにドワイトの無茶振りな命令が、むしろ良かった事のように思えてくる。(一同笑)
GM:さて、そんな話をしながらシーニャは花瓶に花を生けてます。その白い花からは淡い光が小さな粒のようになって零れだしています。
ノール:「シーニャさん、その花は何?」って聞いていい?
GM:いいよ。穏やかに笑いながらシーニャは答えます。「これはフォルナージュの花よ」
ノール:へぇ……あれ?フォルナージュの花の事ってノール聞かされてたっけ?
GM:いや、ノールには知らされてないね。フォルナージュの花を見つけるように言われたのはイルの方だから。
イル:そう、極秘裏に花を持ってくるように言われた。なのでノールにも仕事内容は明かさない。
GM:ノールはイルの護衛をするのを頼まれた形になっている。
ノール:じゃぁ、知らないや。でもノールなら興味津々に聞くかな。「綺麗な花ですね」とか。
シーニャ(GM):「そうでしょう。普通はマージナルの森の中に生えているのだけどね」
ノール:マージナルの森と言えばこれから行く場所!
シーニャ(GM):「実は知り合いにわけてもらっちゃったの。私、この花が大好きでね。でも、すぐに光が無くなって枯れちゃうの」
ノール:「そっか、光が消えると枯れちゃうのか……」
シーニャ(GM):「満月の晩に摘んだ花は長く光を保つって聞くのだけれど」
ノール:「そうだ、シーニャさん。もし満月の日にフォルナージュの花を見つけたらシーニャさんにあげるね」
シーニャ(GM):「あら、本当に。ありがとう。」


「催促するようで恥ずかしいけれど……実は、次の満月の翌日が私の誕生日なの」
シーニャは少しだけ頬を赤らめた。

 


第一話ミドルフェイズへ