Dec07th

Preplay

Top / AR2E-WH00


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Preplay01 冬コミ前のとある卓

 それはC83に頒布するアリアンロッド2Eリプレイ・ホエールオーシャンがまとまった頃の事でした。
 冬なのに夏の海のお話……。
 そんなリプレイを手に、誰かが言いました。
「あ~、このキャラ達ももっとセッションしたいよなぁ……」
 TRPGの醍醐味の一つとしては、物語に終わりが無いこともあるでしょう。 
 参加者がやりたいと思ったのなら、新しい冒険が幕を開けます。

「やるか!」

 こうして、ちょっとだけ彼らの延長戦が始まります。

***

GM:これより2.5話をはじめまーす。
一同:お~。
GM:2.5話は、まさに2話の途中のお話です。
キスト:語られなかった部分の補完か。
キャロル:あぁ! だから、2.5なんて半端な数!?
GM:そうそう、これで2話目に手に入れるまでを端折ってた船の事がちょっとは分かる筈。
キシル:なるほど、2話のためにも成功して船をゲットせねばですね。

 第2話「トレジャーハント」では、船に乗って海へとお宝探しに出かけています。その際、冒険者の店の店主から船を貰い受けているのですが、2話ではほとんどその事に触れていませんでした。

GM:手に入らないとタイムパラドックスが起こるので頑張ってくださいね。*1
一同:はーい(笑)。

今回予告


 古い記憶を刻む船
 助けを求める小さな声
 機械仕掛けの歯車 と 運命の歯車 が 噛み合い再び回る時
 隔てられた扉は開く


アリアンロッド2E・ホエールオーシャン
2.5話 トラップドア 「機械の船」

キシル:ト……ラップ……ドア?
キスト:シィィィフゥゥゥ! お客様の中にシーフの方はいらっしゃいますか~!!(一同笑)
キャロル:はいっ! 任せてください!
キスト:……おまぇかぁ(心配そうに)。
キャロル:ちょっと、いぬいさ~ん!! 大丈夫ですって、こんな時こそ毬藻の出番ですから!
キスト:毬藻……鍵穴とかに潜り込んで開錠とかすんだな……ってどういう生物だよっ!
キシル:相変わらずの毬藻じゃない感。
キスト:とりあえず、扉があったら全部キャロルに任せるくらいで行くからなっ! そして、扉に挟まれるまで折込済み。
キャロル:ちょっ!(笑)
GM:では、ハンドアウトですが。皆さん共通です。


ハンドアウト コネ:依頼人 ブラウニーの女の子
 あなたたちは倒れた妖精の少女を助ける。
 彼女はあなたたちに、仲間を助けて欲しいと依頼してきた。

キスト:なるほど。
キシル:今回の依頼人は妖精かぁ。

OPENING PHASE

Opening00 リプレイ本誌のおさらい

GM:では、解説ついでにOPを始めますね。ここは2話目のOP03と全く同じ場面だと思ってください。
一同:はーい。
GM:皆さんは、宝の地図片手に冒険者の店”鯨追いの舟歌亭”にいます。
キシル:たしか、店主のオルカ姐さんに船を貸して欲しいって話をするんだった。
キスト:そうだな。
キャロル:で、何故か皆で海に行くオチに。
GM:だね。では、焼きまわしになるけど、皆さんにオルカが「なんで、船をだしたいんだい?」と同じことを言いましょう。
キシル:「実は……」と、宝の地図の話をします。
GM:オルカ「へぇ、楽しそうじゃないか!」
キスト:相変わらずノリノリだな。
GM:そして、デルフィーネが「海にピクニックだね」と目を輝かせます。
キャロル:あと、ハンマーヘッドさんが潜水服を。
GM:そうそう。ハンマーヘッドが「潜水服も必要だな」と倉庫の中を探してくれます。
キシル:この店、今思うと凄い店だよな(笑)。
キスト:くっ……他の世界線の俺が、所持重量*2には気をつけろと言っている!
キャロル:あぁ~二話では大分苦労しましたよねっ。
GM:では、オルカは続けて言いますよ。「あたしが昔使っていた船をやるよ。ただし、修復や掃除はあんたらがやりな!」
一同:はーい。

 オルカに船を保管してある場所を聞いた一同は、さっそく港の倉庫へと足を運ぶ事にした。

Opening01 船を探しに

GM:少し古ぼけた倉庫があります。え~と、たぶん舟歌亭がこの辺りだから倉庫はここらの港かな。
キャロル:適当だなぁっ(笑)。
キシル:港の端がいいですね。
GM:って事でここが、オルカの言っていた船のある場所です。

ar2e-wh-map2.png

一同:うんうん。
GM:もう、何年も扉を開けていないような倉庫があります。
キスト:……(何か苦虫をつぶしたような顔)。
キャロル:これ完璧にアレでしょ?
GM:……ニコッ。
キャロル:うわぁ、「……なんか凄く嫌な予感がするんですけどキシルさん」って言います。
キシル:「そうだな……何とも言えないが」
キスト:「おぃ、シーフ早く行けよ」と20m離れる
キャロル:あぁ~、酷いっ!(一同笑)
キスト:俺、か弱いからさ。例えば、船の上に居ると立てないくらいにな!

 *キシルが船の上で酷い事になっていたのはリプレイ二話参照。

キャロル:そういわれると確かに。
キシル:「うむ。だから、頼むぞキャロル」と肩に手を。
キャロル:あれぇ~二人ともっ! 味方が居ないっ!(笑)
キスト:昔な……扉のドアノブに触ろうとすると、高速回転するドアノブ型のブレードが付いているってのがあってだな。
キャロル:うわぁぁ、そんな事言うならやっぱお前がやれぇ!
キスト:トラップコレクションという本があってさ。今でもトラウマだ。
GM:懐かしいネタですね。トラップコレクションは今でもたまに読み返しますよ。
キャロル:くそぅ、ええい! [トラップ探知]の達成値は16です!

 ビクビクしながらトラップ探知を行うキャロル。
 それを遠くから見つめるキシ&キス。
 まさかオープニングから速攻で警戒されるとは……脅かしすぎただろうか(笑)。

GM:ははは、扉にはトラップは無さそうだね。開く時に多少ギシギシ言うくらいかな。
キャロル:慎重に調べた後、扉を開けますよ。
GM:多少薄暗い倉庫の中には、一隻の船があります。
キャロル:ふぅ、特に何もないじゃないですか。二人とも来てくださいよ~!
キシル:では、中に入ろう。
GM:では、キシルはアルケミストなので気がつきます。帆船のように見えますが、所々に錬金術による機械仕掛けが施された船だと分かります。
キシル:「あれは!?」
キスト:知っているのかキシル!(一同笑)
キシル:「あぁ、聞いた事がある」という事でGM。
GM:この船は機械船です。これなら、波を逆らったり、風が無くても進める優れものです。
キスト:なんかスゲーもんが出てきたな。
キャロル:オルカ姐さんって何者って感じ。

GM:そんな中、「助けて~」と、か細い声が聞こえますよ。
キャロル:まさか……船がしゃべった? それとも幽霊?
キスト:幻聴じゃね?(足がガクガク言っている)
キャロル:……キスト、足が震えてますよ?
キスト:俺、ちょっと用事を思い出したから!
キシ&キャロ:帰る気かぁーっ!
キスト:やだ、俺は帰る。こんな所に居られるかぁ!
GM:騒いでいるあなたたちの方に、小さな光りの玉がふわふわと飛んできます。
キャロル:光の玉……人魂!?
キスト:ぎゃ~っ!(一同笑)

GM:あ、ところでブラウニーって光るのか? 光の妖精は別にいるんだが……。
キスト:演出だし良いんじゃないか? ほわ~って。
GM:ほわ~っ。 そして、周りにある鉄くずとかが浮いたりするんですよね。
キスト:ぎゃ~! ポルターガイスト!?
キャロル:キシルさん! キストが泡噴いてますよっ!
キシル:ところで光の玉はどうなる?(華麗にスルー)
GM:光は徐々に輝きを失い、小さな人影が見えます。そして、あなた方の傍に落ちて行きます。
キシル:そっと、手で受け取ろう。
キスト:親方、空から女の子がっ!(一同爆笑)
GM:では、キシルの手のひらに降りて、か細い声で言います。

 「お願い……助けて」
  そう言い残して、小さな妖精の少女は意識を失った。

キシル:「こいつは一体……、とにかく船の掃除は後回しだ。一度、店へ戻ろう」
キャロル:はい。
キスト:お~。

 キシルたちは一旦、彼女を介抱するために舟歌亭へと戻る事にした。

Opening02 助けた妖精は

GM:では、【HP】1で妖精が目を覚まします。
キスト:シーンが変ったからな。
キャロル:えっ? そういう事なの!?
GM:その場に居たなら、≪ファーストエイド≫か≪レイズ≫が必要だったかな~。
キャロル:なんか、メタというかシステマティックな(笑)。
GM:えっと、舟歌亭でいいんだったよね。では、デルフィーネが手当てをしてくれて、目を覚ましました。
キシル:デルフィーネは舟歌亭の娘さんだったな。
キャロル:そうそう。
GM:デルフィーネが「妖精さん、目を覚ましたよ」とあなたたちを呼びます。
キシル:目を覚ましたなら話を聞こうか。話せそう?
GM:えぇ、大丈夫ですよ。あ、さっきブラウニーってばらしちゃいましたけど、[エネミー識別]しておきましょうか。
キャロル:失敗しても、50点入らないんですよね。*3
キスト:ゲームが違ぇ。

[エネミー識別] 目標値 10
 キシル:8
 キャロル:11
 キスト:9
 で、ブラウニーは識別された。

GM:茶色い服を着た妖精で、家事などが得意です。
キャロル:なんという≪ギルドハウス≫向け!?
キシル:確かに。
GM:ブラウニーの女の子、長いからブラ子が話し始めます……。
キャロル:ぶ……ブラ子っ! 酷っ! ちょっと待って、「君、名前は?」って聞こうと思ってたのに!(一同爆笑)
キスト:妖精って奴はな……全にして一。一にして全って奴なんだよ。だから固有名は無いと(大嘘)。
キシル:それ錬金術じゃ。
一同:それだ~っ!(笑)

キャロル:「ブラ子ちゃん、どうしてあんな所にいたのかな」
GM:ブラ子「実は、私達あの船で遊んでいたんです」と話し始めます。

  • 誰も訪れない船だったので遊び場にしていた。
  • 遊んでいる最中に、通路の隔壁が降りて妖精が閉じ込められてしまった。
  • 中には粘々した生命体も居て、なんとか逃げ出して来た。

キシル:なるほど……鉄の扉。
キャロ&キス:鉄の扉ぁっ!(爆笑)
キャロル:ちょっと、隔壁とかって、……一体、何に使ってた船なんですかオルカさん。
GM:オルカ「旦那と一緒に乗っていた船だよ。あれで虹鯨を見に行ったりね」
キャロル:虹鯨*4って(笑)。……それにしても鉄の扉ってなんだか物騒なんですけど。
GM:オルカ「そりゃ、海賊狩りしてた船だもの。万が一の時のための防御用さ」
キャロル:あぁ!! そう言えば元海賊狩りだって、忘れてたぁ!
キシル:じゃぁ、オルカはその隔壁のこと知っているんですよね。
GM:そうだね。オルカはその防御用の隔壁が作動したんじゃないかって話してくれます。
キャロル:えっと、その扉にトラップは……。
GM:さぁ?(超笑顔で)
キシル:オルカに隔壁の開け方を聞きたい。(ダイスを片手に)

 結果。分かったのはこんな感じ。

  • 扉は鍵Bが掛かっている。
  • 鍵Bを開ける方法は機関室の動力を稼動させる事。
  • 扉は破壊も可能。

キシル:これから使う船だから、壊したくは無いな。
キスト:すると、機関室の動力をどうにかしないとだな。
キシル:機関室の動力を動かすには、どうしたらいいんですか?
GM:ん~、ぶっちゃけ[錬金術判定]かな。
一同:メタ~!(笑)
キスト:錬金術ということで、キシル。君の力が必要だ……そして、俺は行かなくてもいいカナ?
キャロル:はいはい、暗かったから幽霊が怖いんですね。一緒に行きますから。
キスト:や、やめろ。何かが俺にあの船に近づくなと言っているんだ~!
GM:あ、オルカさんが「船の中にあるアイテムは、もう使わないものだから好きにしていいよ」と言いますよ。
キャロル:よし、行こう。何をしているんだ君達、早くしたまえ!
キシ&キャロ:ちょっ! 変わり身早いっ!(笑)

GM:ブラ子「お願いします。仲間を助けてください。私にできることなら何でもします。一応、お料理、お掃除、お洗濯なら得意ですから」
キャロル:それを一生続けると言うことか(PL発言)。
GM:そうだね。まぁ、妖精の寿命はたぶん君らよりも長いよ。
キャロル:あ、そっか~(笑)。
キスト:まぁ、でもブラ子より家事とか得意な奴がいれば、要らないんだよな。
キャロル:男三人だしなぁ。
キスト:料理が得意な奴は?
キシ&キャロ:……。
キスト:掃除が得意な奴は?
キシ&キャロ:……。
キスト:洗濯が得意な奴は?
キシ&キャロ:……。
キスト:ふぅ……おめでとう。我々には君の力が必要だ!!(一同笑)

 そんなこんなで、デルフィーネやオルカもブラ子が舟歌亭や便利屋にいる事は大歓迎。
 ホエールオーシャン一行は、ブラ子と一緒に隔壁を開けるために船のある倉庫へ向かうのであった。

 ブラ子≪お手伝い≫*5を3回使えることにしました。